Vol.44 AIR 黒咲はる『背中を押す〝言葉〟』
エアーグループへ移籍して1年10ヵ月、ようやく1000万プレイヤーへと上り詰めた。
決して平坦ではなく、険しい道のりの故に辿り着いた今の心境とは。
はる:昨年の9月です。
エアーグループに入って1年10ヵ月目にしてようやく、1000万を売り上げることができました。
はる:そうですね。
他店から移籍した頃はもっと早く売れるだろうと思っていたので。
でも、考えが甘過ぎました。最初の1年はグループのレベルが高すぎて、まずそこに届くことができませんでした。
今回1000万を売り上げることができて、ようやく追いつくことができたかなと実感しています。
はる:9月は自分のバースデーだったので、そこに照準を合わせました。
実は、1000万を獲れたのは後輩たちのお陰なんです。
ある日皆で飲んでいたときに「次のバースデーは1000万売りましょう」って、背中を押されたんですよね。
まだホストになって半年も経たない後輩たちにその言葉を言わせてしまったら、さすがに背中を見せないと男ではないな、と。
はる:慕ってくれる皆に恥をかかせてはいけないと、一層気合が入りました。
それに、常に自分の先にいる先輩の椿主任を追いかけたいという意味でも奮起しましたね。
はる:人の話をしっかりと聞くことです。
一昨年のバースデーは従来通りのやり方をしてしまい、移籍前と変わらない散々な結果でした。
それではダメだと思い、椿主任や(神童)紅蓮EXPなど、尊敬する先輩たちにアドバイスをたくさんもらいました。
はる:やっぱり自分のスタイルだけでは限界があります。
売れてない人に共通する点は、自分には自分のやり方があるからと言って、人の話を聞かないことだと思います。
人の話ほど参考になることはないんですよね。なにせ、人が経験したことをただで学べるんですから。
バースデーは従来通りのやり方をしてしまい、移籍前と変わらない散々な結果でした。それではダメだと思い、椿主任や(神童)紅蓮EXPなど、尊敬する先輩たちにアドバイスをたくさんもらいました。
そこから良いところをピックしていって、自分のスタイルを確立すれば絶対に売上は上がると思います。
はる:とにかく嬉しかったです。
これで、先輩たちに対して憧れではなくライバルという同じ土俵に上がれたのかなって思いました。
でも、締め日になって愕然としました。
結果ナンバーは2位で、1位には椿主任がいたんです。
「1000万売ってもこの人には勝てないのか」って。いつか絶対に抜いてやると心に誓った瞬間でしたね。
はる:昨年の記録を上回らないと成長してるとは言えないので、理想は2000万、最低でも1500万は絶対に超えたいですね。
それで椿主任を抜くことができれば最高です。
あとは後輩の育成に力を入れたいです。
指名を取れる、皆から支持されるホストを育てたいと思います。
はる:プレイヤーを引退してもずっとホスト業界に携わっていたいです。
ホストは夢のある仕事。
努力すればした分だけ自分に返ってくるし、同世代がなかなか稼げない金額を稼ぐことができます。
まさに人生を変えることができるんです。その良さを伝えていきたいですね。