Vol.110 ALLBLACK 伊織『ホストの“根源”』
歴史あるALLBLACKに新たな1000万Playerが誕生。
年々売り上げの基準が更新されていく歌舞伎町。
数字がすべてと言っても過言ではないこの業界の中で、【ホスト】の根源とも言える内容を話す伊織は稀有な存在かもしれない。
人に幸せになって貰いたいと話す彼の瞳には、嘘偽りのない思いが映る。
伊織:ALLBLACKに移籍して1年9カ月で、前のお店も合わせると2年9カ月になります。
伊織:狙っていました。
6月に店舗のNo.10から外れてしまった悔しさから、『1000万売ったるわ!』って最初は勢いだけでした(笑)
伊織:嬉しい気持ちと、それ以上にお客様への感謝ですね。
目標を決めるのは誰でもできますが、実際に達成できる人は多くないと思います。
ですが、今回ばかりは必ず達成する為にお客様にかなり無理を言ってしまったので、感謝の気持ちしかありません。
伊織:ナンバーはあまり意識していなかったのですが、締日の発表時に緊張していることに気付きました。
結果は店舗No.2で、思った以上に悔しさがこみ上げてきたことに自分でも驚きました。
伊織:今の歌舞伎町は売り上げの基準がどんどん高くなっていて1000万は登竜門的な感じだと思いますが、今回自分が目標にしたのが1000万だっただけです。
ですので、目標にした1000万を達成できた事が自分にとって大切だと考えてます。
伊織:やはり感謝の気持ちが強くなったことですね。
1000万と言う数字と向き合ったときに、自分独りでは達成できないと思いました。
お酒も弱いのでALLBLACKのキャストたちの助けや、もちろんお客様の支えがないと始まらないです。
僕一個人としての考えを理解してくれて、納得してくれないと到達できなかった数字ですので、無理を言ったのに支えてくれたお客様には本当に感謝です。
伊織:基本ワーワー騒いで後輩に弄られるくらいで良いのですが、CPの立場を頂いている以上、締めるところは締めていかなければいけないと思います。
願望としては、ただただ楽しく平和なALLBLACKで、僕は人間性強めで生きていたいですね(笑)
伊織:1000万以上を目指したいですし、年間1億以上が売れっ子やスタープレイヤーと呼ばれると思います。
売れっ子と呼ばれたいかと言われると少し違うのですが、ホストも需要と供給の関係で、僕という人間に価値が付いて需要が増えたら、自然と売れてくるのではないかと思います。
そんな僕を選んでくれたお客様を楽しませたり、悩みのはけ口になったりと、その人に合った価値観で幸せにできることが一番の目標です。